南アフリカ共和国ケープタウン発カルチャー&ビジネスニュース
6月に開催するFIFAワールドカップ南アフリカ大会開幕前の始動を目指しているケープタウンの新交通システム「IRT(Integrated Rapid Transit)」におけるバスドライバーのトレーニングが始まった。
IRTは、ケープタウン市が開発・推進する市内の新交通事業。電車、バス、ミニバスといった交通機関の統合、道路網やパークアンドライド設備、歩行者や自転車にとってのアクセスの改善を目指す。
南アフリカにおいて、安価な交通費かつ利用しやすいために、広く普及している交通機関に「ミニバス」と呼ばれるマイクロバスがある。IRTの新しいバス開発に際して、ケープタウン市は、ミニバス業界と過去2年にわたり交渉を続けてきたが、今回IRTのバスドライバーとなるトレーニングの準備を支援することとなった。
ケープタウン市は、IRTバス車両を供給するスウェーデンのボルボ社およびバスの運営を担当するTranspeninsula Investmentsと協力して、ワールドカップに向けて、新たに130人のバスドライバーの訓練を実施する。
IRTバスは、ワールドカップ期間中、ケープタウン市街中心部に位置するシビックセンターの大規模バスターミナルとケープタウン国際空港、ケープタウン・スタジアムの間を結ぶ。また、市内周遊バスも運行。
今回トレーニングを受けるドライバーは、全てが免許を保有し、かつ経験のある人材であるが、安全で効率的な運行をより確かなものとするために、トレーニングを行う。すでに筆記試験は終了、実技訓練を開始している。
新しく開発されたバスは、段差を少なくするなど、車いすの利用者でも、安心してバス停間を移動できるように配慮したものとなっている。また、これまでミニバスの運転をしてきた人々にとって、IRTバスの運転手は、より経済的に安定し、規則的な生活をおくることのできるように環境整備されるという。
IRTは、ワールドカップ開幕2週間前の5月29日からの始動を予定。ケープタウン・スタジアムにおいて、ワールドカップの試合を開催する日は、シビック・センターからスタジアムまでを頻繁に同バスが往復する。
▼[地図] Cape Town Stadium▼
(最終更新: 4月 6 日 23:45)