南アフリカ共和国ケープタウン発カルチャー&ビジネスニュース
技術コンサルティング会社「Arcus Gibb Africa」は、西ケープ州南部Caledonの農業地帯に、新たに300MWの風力発電基地を開発していると発表した。このプロジェクト「Caledon Wind」により、南アフリカの代替エネルギー開発が活性化してきた。
西ケープ州のCaledonは、ケープタウンから東に約130キロに位置する。周囲は農業地帯が広がり、温泉とカジノでも知られる。このCaledonにおいて、3700ヘクタールに及ぶ大規模な風力発電基地の開発が進みつつある。計画が実施されると、一つ当たり最大3.6MWの電力を生む風力タービンが、最大150設置されることになる。
技術コンサルティング会社Arcus Gibb Africaの発表によると、今回のプロジェクトは、スイスの風力発電開発を手がける「Genesys Wind」の技術と経験を活用しているという。また、南アフリカのThuthuka Groupなど、複数の建設会社の協力を得ている。
Arcus Gibb Africaは、すでに同プロジェクトに対する環境アセスメント(環境影響評価)を開始しており、同社のホームページ上で、この記録が公開されている。環境アセスメントには、関心のある団体などに参加を呼び掛けている。
2010年1月に、ケープ・バードクラブなどが参加して、パブリックミーティングが開始された。騒音、景観、地質、動植物や農作物に与える影響など各方面からの入念な評価を経て、承認に至る。
南アフリカの電力は、多くは火力発電に依存しており、また原子力発電所は一つのみとなっている。太陽光、風力、水力のような自然エネルギーによる代替エネルギーの利用に対する期待は少なくない。風力発電を促進するメリットは、地球環境に対する影響が少ないこと、新しい仕事の創出、また既存の農業との共存がしやすい点などが挙げられる。
▼[地図] Caledon, Western Cape▼
(最終更新: 2月 4 日 23:38)