南アフリカ共和国ケープタウン発カルチャー&ビジネスニュース
南アフリカを舞台とした2つの映画、「第9地区」(原題:District 9)と「インビクタス/負けざる者たち」(原題:Invictus)が、2010年の米国「第82回アカデミー賞」にノミネートされた。
アカデミー賞は、世界でも特に知名度の高いアメリカの映画祭。アメリカ国内で公開された作品を対象に選考され、毎年2月または3月に授賞式が開催される。今年は3月7日に、今回発表されたノミネートの中から、受賞者が発表される。2005年には、南アフリカ映画「ツォツィ」が外国語映画賞を受賞。
「第9地区」は、南アフリカの若干30歳のニール・ブロムカンプ監督によるSF映画。製作は「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソンとキャロリン・カニンガム。アパルトヘイト(人種隔離)政策下における南アフリカの「District 6 (第6地区)」の歴史を反映し、ヨハネスブルグ郊外に突如現れた宇宙人と人間によるSFストーリーを作り上げた。
「第9地区」は、製作費3千万ドルと、ハリウッドのVFXを使った作品としては低予算ながらも、今年のアカデミー賞の作品賞、脚色賞、編集賞、視覚効果賞にノミネートされた。アメリカでは、2009年8月14日に公開され、興行面でも好成績を収めている。南アフリカでは、2009年8月28日に公開。日本では、2010年4月10日公開予定。
一方の「インビクタス/負けざる者たち」は、1995年に南アフリカで開催されたラグビーのワールドカップにまつわるヒューマンドラマ。監督はクリント・イーストウッド。モーガン・フリーマン演じる当時の南アフリカ大統領ネルソン・マンデラと、マット・デイモン演じる南アフリカラグビー代表チーム(スプリングボクス)キャプテンのフランソワ・ピナールが、アパルトヘイト廃止直後で新しい体制の南アフリカで、ラグビーを通じて人種の壁を打ち破っていく姿を描く。
撮影は、ケープタウン近郊で行われた。また、Gardens Rugby Clubにて、1995年当時のワールドカップメンバーによる指導を受けている。今年のアカデミー賞において、モーガン・フリーマンが主演男優賞、マット・デイモンが助演男優賞にノミネート。南アフリカでの公開は、2009年12月11日から。日本公開は、2010年2月5日から。
▼[地図] Cape Town▼
(最終更新: 2月 5 日 23:45)