ケープタウン周辺のタウンシップ(旧黒人居住区)を訪れるツアーが好評

ケープタウン周辺のタウンシップ(旧黒人居住区)を訪れるツアーが好評
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 ケープタウンを訪れる外国人観光客にとって、なかなか立ち寄る機会のない「タウンシップ(旧黒人居住区)」。そうした地区を安心して訪れることができるパッケージツアーが、観光客の間で好評を得ている。

 タウンシップとは、かつてのアパルトヘイト(人種隔離)政策下における南アフリカで、都市部周辺に設置された黒人強制居住区域。1950年のグループエリア法などを受けて、都市部に住む黒人居住者は、タウンシップに強制的に移住させられた。アパルトヘイト廃止後の現在も、かつてのこの強制居住区域を指して、一般にはタウンシップという用語が利用されている。

 観光客がケープタウンのタウンシップを比較的容易に訪れることができる手段が、多くのツアー会社が主催するタウンシップツアーだ。都市部の人口の相当数の割合がこのタウンシップで生活する。ツアーは、単に貧しさを見に行くのではなく、そこで暮らす人々の強さ、逞しさ、笑顔と出会える場所として、観光客にとっても薦められるという。

 ケープタウン周辺で最も古いタウンシップの「ランガ」では、1990年に共同の水道設置が始まって以来、排水溝が十分でなかったため、汚れた水が溜まり、そこから汚染や病気などへと繋がり、衛生面において大きな問題をかかえていた。しかし、2010年1月、すべての排水溝の設置工事も完了し、人々の生活環境の向上が図られた。

 ケープタウンでタウンシップツアーに参加すると、ランガやケープタウンで最も規模の大きいタウンシップであるカエリチャを訪れ、学校やコミュニティセンター、観光案内所などへも立ち寄る。ここでは、生きていくための力、手に職をつけるための育成センターがあり、女性は織物、男性は焼き物などを習得している姿を垣間見ることもできる。また、形になった作品はフリーマーケットやお土産店に並ぶ。

 年配の日本人観光客の中には、タウンシップを訪れた時、「戦後の日本を思い出す。」と語る人もいる。若い日本人観光客は、「母国の豊かさ、物の有難さを改めて感じた。」「子供たちの笑顔に感動した。」などと話す。各々に心に響くものを感じとることができる場所として、ツアーは好評なのだという。

 タウンシップツアーは、通常どの旅行会社でも、午前もしくは午後からの半日ツアーが一般的。ツアー料金は、350~400ランド程度。ツアーの申し込みは、ケープタウンのツアー会社「Gugu Africa Tours」など、各旅行会社にて受け付けている。

Photo (c) Hirohiko Okada.

▼[地図] Langa Visitor Information Centre - 住所: Guga S’Thebe Cultural Centre,Cnr Washington and Church Streets, Langa▼

Langa 7455, 南アフリカ



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(最終更新: 1月 12 日 21:51)



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