南アフリカ共和国ケープタウン発カルチャー&ビジネスニュース
ダーバン国際映画祭などで賞を獲得し、高い評価を獲得したケープマレー音楽を巡るドキュメンタリー映画「The Silver Fez」の上映が、12月4日から、ケープタウン市街の映画館ラビアで始まった。
The Silver Fezは、ケープマレー音楽の頂点に立つものが手にすることができるという聖杯「シルバー・フェズ」を巡る男たちをとらえたドキュメンタリー映画。ロイド・ロス監督が3年以上の期間をかけて制作。ケープマレー音楽の誰からも認められていたチャンピオン、Hadji Bucksを打ち倒すこと、シルバー・フェズを手にすることを誓った、元塗装工のKaatji Davidsとその仲間たちをカメラが追った。
ケープマレーの起源は、数世紀前に奴隷船に乗って、インドネシアやマレーシアなどの東南アジア諸島から連れられてきた人々にまでさかのぼる。人々は、南アフリカの地に最初にやってきたイスラム教徒だという。ケープマレーのコミュニティに属する人々は、現在でもケープタウンのボカープなどに居住、南アフリカ全土で約20万人ほどが生活している。
ケープマレーの人々は、Nederlandsliedereとして知られる独特の音楽を形成してきた。バンジョーやghoemaと呼ばれるドラムに、情緒豊かな歌声をのせる。年に1度、シルバーフェズを巡って、楽団が競い合うコンテストが開催される。映画「The Silver Fez」が映しだすその世界には、音楽を通した壮絶な闘いがあった。
The Silver Fezは、2009年のダーバン国際映画祭において、最優秀南アフリカドキュメンタリー賞を獲得。さらに、同年の三大陸映画祭では、観客から高い支持を受け、見事観客賞を獲得した。12月には、ケープタウン郊外のアスロンでも、映画に登場する楽団の資金援助を目的とした上映会を開催予定。
上映場所は、ケープタウン市街の映画館ラビアにて。14時からと18時からの回がある。ただし、木曜日は14時からのみの上映。上映時間87分。料金は30ランド。食事がセットになった特別プランもある。問い合わせは、電話(+27 (0)21 424 5927 )にて可能。また、SMSで31400の番号に「LABIA」と入力したメッセージを送信すると、ラビアの上映スケジュールを携帯電話で受信可能(5ランド)。
▼Labia – 住所: Kloof 68 Orange Street, Gardens, Cape Town▼
(最終更新: 12月 9 日 23:49)