南アフリカ共和国ケープタウン発カルチャー&ビジネスニュース
2010年3月17日から27日にかけて、南アフリカ有数のワイン生産地として知られるケープタウンおよびステレンボッシュで開催される「第3回ケープワインランド映画祭」の作品エントリーが、まもなく12月1日をもって締め切られる。同映画祭は、日本など海外の映画製作者にも広く出品を呼びかけている。
ケープワインランド映画祭は、来年で3回目の開催となる比較的新しい映画祭。メインテーマは、世界の映画への窓。2009年度の映画祭では、世界35カ国以上から長編・短編映画やドキュメンタリー作品など、70作品以上を上映。世界32カ国から海外ゲストを招待し、開催期間中の上映回数は300回以上に及んだ。
来年開催する次回映画祭のための出品作応募は、12月1日に締め切られる。募集カテゴリーは「長編映画」、「ドキュメンタリー映画」、「短編映画-プロフェッショナル」、「短編映画-新人監督」の4つ。また、同映画祭で上映された作品の中から、「最優秀作品賞」、「最優秀長編映画賞」、「最優秀ドキュメンタリー映画賞」、「最優秀短編映画賞-プロフェッショナル」、「最優秀短編映画賞-新人監督」などの各部門賞が授与される。
また、国際的な映画に対するインスピレーションを刺激した作品には、イギリスのインディペンデント映画関係の書籍に定評のある出版社Wallflower Pressによって、特別賞が贈られる。
同映画祭のディレクターLeon vd Merweさんは、南アフリカにおける日本映画について、「日本は、世界的にみて、特に長い歴史があり、大規模な映画産業を有する国で、私は世界で3番目に長編映画を製作している国と認識していますけれども、南アフリカにおいては、日本映画を観賞する機会というのは、ほとんどないのが現状となっています。」と説明する。次いで、「私は幸運にも、つい2日前にアカデミー賞外国語映画賞受賞作の「おくりびと」を見ました。」と話した。
さらに、Leon vd Merweさんは、「最近まで、西洋の世界は、日本の映画を非常に狭い視野で見てきました。長い間、日本映画に興味を持つ南アフリカの映画愛好者たちは、黒澤明の作品群や小津安二郎、溝口健二の作品を、特別な上映会などで見ることでしか、日本映画に触れる機会がなかったのです。成瀬巳喜男や木下惠介のような多くの素晴らしい映画監督は、未だにこの南アフリカでは知られていません。残念なことに、ほとんどの映画配給会社は日本映画のストックがないので、私たちがそれを見る機会がないのです。」と話した。
最後に、Leon vd Merweさんは、11月19日現在、同映画祭に日本からの応募がないことに触れ、「私はこの映画祭で、よりたくさんの素晴らしい日本映画を見せる機会を得ることを強く望んでいます。」と話し、日本映画の応募を強く求めた。
ケープワインランド映画祭は、2010年3月17日から27日にかけて、西ケープ州のケープタウンおよびステレンボッシュにて開催。作品の応募フォームは、公式ホームページからダウンロードすることができる。問い合わせ先は、公式ホームページにて参照可能。応募は12月1日まで。英語以外の言語による作品は、英語字幕必須。ただし、2008年11月以降の公開作品に限る。
▼Stellenbosch▼
(最終更新: 11月 20 日 13:41)